EMIT-Japan WebCT レター

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【報告】!MPACT 2004, 6th Annual WebCT User Conference

昨年のSan Diegoに続き、今年はフロリダ州Orlandoにおいて7月11日から15日までの5日間、第6回WebCT User Conferenceが開催されました。参加者はアメリカ47州、日本を含めた20カ国およびすべての大陸から総計1,200名が参加しました。これは昨年のSan Diegoに比べ20%の増加です。この参加者の数と質また、5日間に渡って熱く展開されたプログラムの内容を聞くにおよびe-Learningシステムが高等教育機関において重要なポジショニングを確立しつつあり、多くの問題を抱えながらもさらに利用を広める展開の方法についてユーザの方々が奮闘されていることを知り、これらのダイナミックな動きに大きな刺激を受けました。

昨年のSan Diegoに続き、今年はフロリダ州Orlandoにおいて7月11日から15日までの5日間、第6回WebCT User Conferenceが開催されました。場所はフロリダ州中心部のWalt Disney World Resort内にあるDolphin Hotelです。周りは森と湖に囲まれた広大なリゾート地で皆さんご存知の有名なテーマパークが点在するところです。夏休みのため家族連れの観光客が多く、またカンファレンス参加者も家族同伴でバケーションとカンファレンスを両方楽しむという雰囲気の中で行われました。

参加者はアメリカ47州、日本を含めた20カ国およびすべての大陸から総計1,200名が参加しました。これは昨年のSan Diegoに比べ20%の増加です。
この参加者の数と質また、5日間に渡って熱く展開されたプログラムの内容を聞くにおよびe-Learningシステムが高等教育機関において重要なポジショニングを確立しつつあり、多くの問題を抱えながらもさらに利用を広める展開の方法についてユーザの方々が奮闘されていることを知り、これらのダイナミックな動きに大きな刺激を受けました。e-Learningシステムはこれまでの周辺システムという殻から抜け出し、今後はキャンパス全体を統合する中核システムとして教育ITシステムになくてはならない存在になりつつあると言えるでしょう。

カンファレンスプログラムは、University of Georgia, University of Alberta, Purdue University, The University of British Columbia, University of Connecticut, California State University-Chico, Tennessee Technological University等16大学のWebCT CEおよびVistaユーザによるWebCT Conference Program Committeeにより吟味され決定されました。

プログラムは、11日、12日の2日間のPre-conference workshop、さらにその後の3日間で、洗練され学生をひきつけるコンテンツの作成方法、コンテンツ・マイグレーション、いくつかの大学の具体的、詳細な導入事例、導入後の学内向けトレーニングを成功させる方法およびサポート体制等の学内での組織的な取り組みが、Paper,Panel,Roundtable(聴衆も参加するディスカッション)、Showcase,Hands−on,Corporate(PowerLink Network=3rd Partyによる製品紹介)そしてWebCTによる支援的的セッションの形式でプログラムが展開されました。尚、Paperは印刷されたプログラムと共にconference proceedingとしてCDメディアで参加者に、配布されています。

毎日一回のKeynoteセッションでは、

  1. 12日WebCT社CEO, Carol ValloneによるOnline Learning’s Impact on Global Education
  2. 13日朝一番からIndiana University Dr. Curtis Bonkによる15 “Minnie” Myths on the Present and Future State of Online Learningと称して、根拠のない説を打破し、Online Learningの将来を推定するもの。
  3. 14日はWebCT社COO, Barb Rossの司会によるWebCT Product Advisory Boardメンバー(Corning Community College, California State University-Chico, Boston CollegeとPurdue University)とのパネルディスカッション
  4. 15日最終日のトリとしてAntioch University Alan Guskin教授による"Maintaining Quality and Enhancing Student Learning in Tight Financial Times."の秘密と称し、米国の教育予算が2010年までに10−20%の削減が予想される中で、いかに教育の質を維持し学生の学習意欲を刺激し続けるか?これはサバイバルであり投資を継続的に続けると同時に、特に学部はこれまでの慣習を打破し大きく変わる必要があると結論づけていた。

今回はまた、Drexel University, Florida International University等10大学19名の個人とInstructional Design Teamが ”Digital Contents Leader”の称号を与えられました。同時に連続5回目の試みとして今年も優秀なコースコンテンツのデザインに対し米国、カナダ、メキシコの下記5大学を選択し表彰を行いました。選択されたデザインは、セレクティブコンテンツリリース、組織的なウィークリーディスカッション、メールによるメンタリング、ストリーミングメディアの取り込み、グローサリー、学生ポートフォリオ、学期途中のフィードバック、協調的な課題提出、個人グループ内のチャットおよび同じ専門分野内でのレビュー等のCMSのテクノロジーを駆使した教育法と伝統的なものを幅広く含んだものです。

大学:Dan Barnett, Butte College (California)
コースコンテンツ名:Eastern Religions
大学:Michelle Koroll, University of Victoria (Canada)
コースコンテンツ名:Supervised Practicum Child and Youth Care
大学:Colla J. MacDonald, University of Ottawa (Canada)
コースコンテンツ名:Synthesis Seminar Education
大学:Maurice Paul Levy Matarrasso, Universidad Anahuac (Mexico)
コースコンテンツ名:Philosophy of Quality
大学:Melane McCuller, Stephen F. Austin State University (Texas)
コースコンテンツ名:Technical & Scientific Writing

カンファレンス開催時に発表されたWebCT社のユーザ調査において興味深い結果が出ておりますのでお知らせします。416件のWebCTユーザの回答の内、実に37%のユーザは既に学内(もしくは地域)を統合するCMSとしてWebCTを採用しております。2002年度の調査ではこの数字は25%であり、年々大きな伸びを示していることが分かります。また、学生のe-learningに対する参加は年31%の割合で伸びており、学部はこのデマンドに対応するためe-learning参加の増加率は44%にのぼると調査結果は伝えています。これは単一システムでの統合化により、インフラ整備および組織的なサポート、維持管理を限られた予算内で効率良く行い、なおかつ学生のe-learningに対する高いデマンドと満足度に応える大学側の意思の表れと読むことができます。と同時に、これは大学間競争のサバイバルとも言えます。WebCT Vistaは全学、地域レベルで幅広いe-learningの展開を目的に開発されたエンタープライズシステムです。マルチインスティチュ-ションの階層構造を持つラーニングコンテクスト、全学でのコンテンツ共有、コンテンツのIMS標準化、Ease-of-Useを特徴としております。またミッション・クリティカルな運用を保証する頑健なオープンアーキテクチュア-を特徴とする最新のCMSプラットフォームです。この調査では統合化のCMSとしてVistaを採用している傾向が大きく出ております。また、WebCT社では最近VistaおよびCampus Editionによるホスティング・サービス開始しました。これはインフラとサポートのユーザの初期投資を可能な限り抑え、導入を促進するためのプログラムです。日本においても早々にこのプログラムを立ち上げるため、現在詳細を検討中です。(この調査は今年の4月ボストンのAtlantic Research & Consulting社が行ったものです)

さて今年の5月マサチューセッツ工科大学スローンスクール、エリック・ブリニョルフソン教授が著作し、株式会社CSKが翻訳した“インタンジブル・アセット、IT投資と生産性相関の原理”がダイヤモンド社から発行されました。IT投資全体の中で情報技術資本(ハードウエア)は全体の10%に過ぎず、その他に技術補完財(ソフトウエアなどのコンピュータを補完する技術)15%と、組織的資産(人的資産、ビジネスプロセス、企業文化などの組織資産)が残りの75%を占める。この組織的資産がインタンジブル・アセットであり、その重要性は情報経済では特に高いとあります。今アメリカその他の地域では教育IT化は猛烈な勢いで、まさしくこのブリニョルフソン教授が言っていることをそのまま実践しているように思われてなりません。

尚、次号ではOrlandoのカンファレンス・プログラム・ガイド(抄録)を日本語で皆様にお届けしようと考えております。

文責 WebCT, Inc. 日本事務所 佐々木 末男
(2004年 8月)