EMIT-Japan WebCT レター

  • 登録・解除
  • プライバシーポリシー

【WebCT Vista事始(4)】 WebCT Vistaで実現する新たな学習スタイル グループ学習におけるWebCT Vistaの活用(2)

前回は、グループの管理やグループ内のコミュニケーションなどを行う為に用意されたツールについて説明しました。今月も引き続き、効果的なグループ学習を行うために用意されたツールを説明しながら、Vista で提供されるグループ学習を行う環境をより詳しく見ていきます。
(今回の記事の作成にあたっては、WebCT Vista3.0の英語版を参考にして作成しています。WebCT Vistaの機能を示す用語については、アルファベットではなく、カタカナで表記している場合があることをお断りしておきます)

グループへの課題の出題

WebCT Vistaの上でグループ学習がどのように行われるのかご説明しましょう。グループに対して与えられる課題の管理は、WebCT Vistaの課題ツールを用いて行われます。課題ツールは個人またはグループに対してレポートなどの課題を割り当て、提出された課題を管理し評価するための機能です。グループに対して課題を割り当てると、その課題はグループを構成する複数のメンバーによって取り組まれることになります。
グループに対して課題を出題する手順は以下のとおりです。

  • グループを作成する
  • 課題を作成する
  • グループに対して課題を割り当てる
  • 課題をページに配置する

これらの手順は当該セクションにおいてデザイナまたは教員の権限を持ったユーザによって実施されます。

グループを作成する

当該セクションにおいて教員の権限を持ったユーザがグループ管理ツールを使ってグループを作成し、それらに学生を割り当てます。グループの作成についてはWebCTレター11月号で説明されておりますのでこちらでは省略させていただきます。

課題を作成する

課題の作成は、とても簡単です。
デザイナの権限を持ったユーザは課題ツールを呼び出し、新規に課題を作成します。ここでは課題のタイトル、課題の内容、開始日時、締め切り日時を設定したあと、その課題を個別の学生に対して出すか、グループに出すかを選びます。課題の提出方法は添付ファイルによる提出、または、Webサイト形式による提出を選択して指定することができます。これらの設定は課題が作成された後、学生やグループが課題を始める以前であれば、セクションの教員によって編集することもできます。

グループに対して課題を割り当てる

作成した課題がグループを対象にしている場合には、その課題を、セクション中のどのグループに割り当てるかを選択することができます。つまりグループごとに異なる課題を出すことも可能なのです。
また、一つの課題を複数のグループに対して割り当てるときでも、グループごとにインストラクション(指示、問題文)を変えて出題することができます。

課題をページに配置する

他の教材やツールと同じように学生が課題にアクセスできるようにするために課題をホームページまたはオーガナイザページに配置します。当該セクションにおいてデザイナの権限を持ったユーザが課題をページに配置することができます。

グループ学習の取り組み

ここまでは、教員やデザイナがグループに対してどのような手順で課題を出題するかについて説明しました。次はWebCT Vistaで出題された課題をグループの学生たちがどのように取り組んでいくかについて見ていきます。
課題がグループに対して出題されると学生のホームページまたはオーガナイザページに課題のアイコンが表示されます。(課題の設定によっては課題の締め切り日をカレンダーツールで表示させることも可能なのでカレンダーより課題が出題されていることを確認できる場合もあります。)
グループの学生が出題された課題の画面にアクセスすると、課題文や課題の設定情報などが表示されます。ここで表示されている情報は、グループの他のメンバーにも全く同じように見えているはずです。また、この課題の画面で、グループの他のメンバーに対してメールを送ることも可能ですし、セクションのデザイナが設置したグループ専用のディスカッションルームやチャットとホワイトボードでグループのメンバー同士で情報をやりとりすることが可能になります。(グループ専用のコミュニケーションツールについてはWebCTレター11月号で説明されています。)

学生がグループに出題された課題を提出するための基本的な手順は以下のとおりです。

  • 答案を作成する
  • 答案の下書きを保存する
  • 作成した答案を提出する

答案を作成する

グループのメンバーは、課題で指定された提出方法に従い、WebCT Vistaの「答案を編集」画面で課題の答案を作成します。HTMLエディタを使ってHTML形式で答案を作成したり、ファイルを添付することも可能です。

答案の下書きを保存する

答案を作成後、すぐに「答案を編集」画面の「提出」ボタンをクリックして答案を提出することもできますが、グループ学習は大抵の場合において、提出前に他のメンバーに確認を取る必要があります。そこで提出前に他のメンバーに答案の内容を確認させたい場合には、「下書きとして保存」ボタンをクリックすることによって答案の内容をグループのメンバー間で共有することができます。「コメント」テキストボックスにコメントを書き込み答案の編集の状況などをグループのメンバーが閲覧することも可能です。保存されメンバー間で共有された答案の下書きに対し同じグループのメンバーが修正を加えることできます。答案の内容を修正し下書きとして保存ボタンをクリックすることによって修正個所が上書きされ、再びメンバー間で共有されます。

作成した答案を提出する

答案編集画面に表示されている答案の内容で提出する場合には、提出ボタンをクリックすると答案が提出されます。すでに提出された課題をグループのメンバーが変更を加えることはできませんが、課題の設定によっては教員が課題の再提出を求めることができるので、再提出を求められた場合にのみグループのメンバーは課題に変更を加えることができます。

グループ学習の評価

最後に学生によるグループ学習をWebCT Vistaでどのように評価するかについて説明します。グループ学習の評価は当該セクションにおいて教員の権限をもったユーザがグループ学習の評価を行います。WebCT Vistaでは以下の観点でグループ学習を簡単に評価することができます。

  • グループに出題した課題の評価
  • グループ学習中、ディスカッションで議論されたグループメンバー間のコミュニケーションの評価

グループに出題した課題を評価する

セクションの教員がグループによって提出された課題の答案を採点すると、その得点がグループのメンバーの成績表に自動的に反映されます。

グループ学習中、ディスカッションで議論されたグループメンバー間のコミュニケーションを評価する

通常のディスカッションツールと同じようにグループ管理ツールを使って作成されるグループ専用のディスカッショントピックのやりとりも学生別に評価することができます。

ピアレビューのための「答案の公開」

WebCT Vistaは提出された答案をセクションに参加している学生全体に公開することができます。これにより、公開された答案をグループ間で互いに発表、評価することが可能です。

グループ学習のまとめ

以上、WebCT Vistaで実現されるグループ学習の環境について、2回にわたって説明してきました。 最後に学生個別の学習環境とグループ学習の環境を下記の図で比較しながらまとめたいと思います。 WebCT Vistaはグループ学習を行うために以下の機能を実現しています。

  • グループ内のコミュニケーションを充実するためにグループ専用のコミュニケーションツールを設置
  • グループ学習のための共有作業領域を提供
  • グループで提出した答案の採点を自動的にグループメンバーの個別の成績表に反映

学生個別に出題される場合の課題の流れ

グループに出題される場合の課題の流れ

文責:CSK 岩澤亮祐
(2004年 12月)