EMIT-Japan WebCT レター

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【管理者向けミニティップス】Linuxデスクトップ環境をクライアントとしてWebCTを利用する

WebCTではオフィシャルのアナウンスとしてはクライアントにLinuxを利用する事は動作確認が取れていないとしていますが、実際にはそれなりに動作します。環境によってはWindowsをクライアントに利用したくないとされる状況もある事でしょうから、ここでLinuxのデスクトップ環境を整え、一通り利用してみた結果をご報告いたします。ただし、この結果はあくまでもアンオフィシャルなものですから、Linuxクライアント環境に関してのサポート等は弊社としても行う事は出来ません。あくまで「この程度動く」という参考レベルで記事を眺めていただければ幸いです。

利用した環境

以下の環境で動作させました

ディストリビュージョン
Debian Linux (Unstable)
Xサーバ
XFree86 4.3.0
ブラウザ
Mozilla Firefox 1.0
java
sunのj2re1.5(をパッケージ化してインストール)

その他、デスクトップ環境としてGnome2、日本語入力環境としてuim-skkを利用しています。この辺の微妙な環境の変化によっても使える、使えないが異なってくる可能性がありますので注意してください(基本的な動作はブラウザに依存するはずですが)。

管理画面

基本的に全ての機能は問題なく動作します。ユーザのクエリも問題なく動作します。

ログイン画面

結構ハマり所なのですが、有名なエクステンションであるTabbrowser Extensionsを導入するとログインボタンを押下しても反応しなくなります(詳細は不明ですが、何らかのjavascript書き換えを行っているようです)。ちなみに、この挙動はWindows版のfirefoxでも同様なので、このエクテンンションを導入している場合は注意が必要です。

これを回避する場合はボタンを押下せず、IDとパスワードを入力する際のテキストボックス内で「Enter」を押す事でログインする事が出来るようです。

コース内画面

基本的にIEで閲覧したフォントサイズを基調にしてデザインされているようでフォントサイズによってはデザインが一部崩れる事がありますが、基本的な機能は問題なく動作します。

ツールの追加等は問題なく動作します。ウィザードを利用しましたが、こちらの動作にも支障はみられませんでした。

コンテンツモジュール

基本的には問題なく動作するのですが、移動アイコン等に表示される「ALT文字列」が表示されませんでした。ただし、移動や更新等は問題なく行う事が出来ます。
この挙動はwindows版firefoxでも同じでした。

Javaアプレットを利用する機能

具体的には以下の機能になります。

javaのruntime(virtual machine)が正しく導入されている必要があります。これに関してはディストリビュージョンごとにやり方が異なる場合があるので、詳しくは記述しませんが、最低でも日本語のフォントが表示できるようfontconfig.propertiesファイルを設定しておく必要があるでしょう(j2re 5.0からフォントの設定に関して若干の変更があるので注意してください)。

また、Linux各ディストリビュージョンのjavaランタイムの設定のサポートは一切行う事が出来ませんので予めご了承ください。

数式エディタ

この機能は日本語を利用しませんからJavaのランタイムが適切に設定されていれば問題なく動作するはずです。ただし、firefoxのようなタブブラウザだと別タブに表示される事があるので注意してください。


mathMLのエクスポートも問題なく機能します。

チャット

こちらは日本語を利用するのでフォントの設定が正しく行えていない場合は□□□のように表示される可能性があります。

また、日本語入力に関してはインプットメソッドによってかなりの挙動の違いがみられる事が予想されます。uim-skkの環境では何の問題もなく日本語の入力が出来ましたが、他のインプットメソッドに関してはテストしておりません。

また、URLの送信機能も問題なく利用できました。

ホワイトボード

こちらも一部日本語を利用するのでフォントの設定は必須です。
日本語の入力もこのインプットメソッドでは問題なく行う事が出来ました。

HTMLエディタ

これに関しては全く文字が入力できず使用できない状態となりました。
日本語、英語にかかわらず入力が出来ない状態ですので、インプットメソッド云々の問題とは別なのかもしれません。

ただし、テキストを装飾したりといった入力に関わらない編集は行う事が出来ます。
また編集したテキストをテキストボックスに戻すのも問題なく行えました。

なお、Windows版firefox+javaの組み合わせではこの問題は発生しません。インプットメソッドとは別の可能性が高いと書きましたが、他のインプットメソッドでテストを行っていないので、利用しているものによっては入力できる可能性もあります。

WebDAV

前回のTipsも紹介しましたが、nautilusが導入されていればIEのWebフォルダと同じ感覚で利用する事が出来ます。

その他の注意点

設定にもよりますが、基本的にIEで別ウィンドウで開かれるものは別タブで開かれる事が多いので注意してください。

また、テスト等ポップアップを要求する機能は以下のようにブロック機能が働きます。

必要に応じてポップアップブロック機能の設定を変更するよう調整する必要があります。

まとめ

以上、主要な機能をLinux版Firefoxで動作させてみましたが、HTMLエディタに問題がある意外は大抵の機能について問題なく動作するようです。

文責: エミットジャパン 福山貴幸
(2005年 3月)